PETの得意・不得意について
PET-CTの検査では、一度に全身の検査ができる事が最大の特徴です。その為に予想外の「がん」が見つかるというメリットもあります。
しかしPET-CTの検査だけでは発見しにくい種類の「がん」や場所によって見つけにくい「がん」もあります。例えば、PET-CTで使う薬は腎臓を通って膀胱に溜まり尿として体の外に出て行きます。その為に腎臓や膀胱は薬が多く集まる場所なので、排尿がうまく行えない人などは、もしそこに「がん」があったとしても見つけにくい事があります。さらに、薬があまり集まらない「がん」もありますので、他の検査、例えばMRI、超音波、内視鏡や腫瘍マーカーなどの検査を併せて総合的に検査する事をお奨めいたします。