トップページ > がんPET検診 > よくある質問よくある質問およびその回答を掲載いたします。下記内容以外にもご不明な点がありましたら、お問合わせフォームもしくはお電話にてお気軽にお尋ねください。 PET検査についてのQ&A(よくある質問と回答) すべて開く すべて閉じるQ:CT・MRI検査とどこが違うのですか?A: 腫瘍がある場合、CT・MRI検査は正常臓器や組織と異なる構造がないか観察することで腫瘍の形や大きさを画像診断します。これに対してPET検査では、腫瘍に集まりやすいお薬を事前に注射し、お薬がどこにどれくらい集まるかで腫瘍の場所や腫瘍の活動状況を画像診断します。つまり、CT・MRI検査が腫瘍の形態を見ているのに対して、PET検査では腫瘍の機能(腫瘍の活性度)を観察しているところが大きな違いになります。また、CT・MRI検査では各部位ごとの検査が必要でしたが、PET検査では全身を一度に検査できるのも違いの1つになります。 Q:PET検査はがんの早期発見に役立つのですか?A: 大変役立ちます。がんは10mm前後程度の大きさであれば早期発見が可能です。PET-CTによるがん検査では10mm前後より小さいがんが発見できたという多くの報告もあります。 しかし全てのがんがPET-CT検査のみで早期発見できるわけではありません。PET-CT検査で見つけにくいがんもありますので、他の検査、例えばMRI・超音波・内視鏡・その他の検査法などを組合せて総合的に検査する事をお勧め致します。 Q:検査する場所は身体のどの部分ですか?A: PET検査は一度に全身の検査ができます。頭頂から大腿基部までの検査をいたします。 Q:PET検診を受ければ絶対に安心ですか?A: 一般的に普通のがん検診は肺・胃・腸などを部位ごとにそれぞれの装置を使い、形から判断いたします。PET検査で使用するFDGという薬剤は細胞のエネルギーであるブドウ糖とほぼ同じなため、一般的に がん細胞にたくさん集まります。この細胞の活動状況を撮影するため、形が変わらないと検出できない普通のがん検診よりも早く見つける事ができ、さらに良・悪性の判断がつけやすいのです。したがって一般の検診よりもがんの発見率は数倍高くなりますが、その他の検査法などを組合せて総合的に検査する事をお勧め致します。 Q:がんが見つかった場合のその後の治療法はどうなるのですか?A: さらに精密検査が必要な場合、または治療の必要性があると診断された場合は、受診者の方の利便性などを考慮しつつ、適切な専門医療機関を責任もってご紹介いたします。 Q:PET検診は保険の適用が受けられますか?A: がん検診の検査は保険適用外となります。しかし、がんの治療歴があり再発が疑われる方や現在がんの疑いがあると認められる方々などで、主治医が必要と判断し、かつ基準を満たしていれば保険適用の対象になります。 Q:検査費用のカード分割払いは可能ですか?A: カードの一括および分割による支払は可能です。 Q:PET検査による被ばく量はどれくらいですか?A: 当施設におけるPET-CT検査による被ばく量は、検査前に投与するお薬(放射性医薬品) から放出される放射線とCTから出る放射線によるものになります。 被ばく量は、体重60kgの女性でがん検診を希望される方ですと約7~8mSv程度となります。 当施設では体重や検査(検診、精密検査)による、放射能量調整をおこない、 みなさんの被ばく量を抑えつつ、適切な画質が得られるように検査を行っております。 Q:PET検査の被ばくにより身体への影響はありますか?A: 通常のPET検査による被ばく量だけで身体に何らかの影響がでることはないといわれています。 ただし、PET検査前にいろいろなX線検査やアイソトープ検査を受けているときは、 この限りではありません。 このような場合は、各検査を受けた時期や被ばく量を総合的に考える必要があります。 ご心配があるときはお問い合わせください。 Q:PET以外にもいくつか検査を受けたのですが被ばく量はどれくらいでしょうか A: 一般的には、X線検査での被ばく量は次のとおりです。 ・CT検査で約5〜30mSv ・胸部撮影で約0.06mSv ・胃のバリウム検査で約4mSv ただし、被ばく量は検査の種類や使用する機械の性能、撮影する部位、疑われる病気などにより変わります。 そのため、その検査を受けた病院でしか被ばく量はわかりません。 当センター以外で受けた検査の被ばく量は、検査を受けた病院にお問い合わせください。 Q:日常生活でも放射線により被ばくすることがあるのですか?A: こちらのリンク先の説明と参考図をご覧ください。 Q:検査後、小児や妊婦に近づかないようにいわれたのですがなぜですか?A: 小児や妊婦の方は成人にくらべて、放射線による影響が起こりやすいためです。当施設ではPET検査を受けた当日は、小児(10歳未満)や妊婦の方とは適切な距離をとるようにしていただき、近づきすぎないようにお願いしております。詳しくはお問い合わせください。 Q:PET検査時に放射性薬剤を注射すると聞いたのですが副作用は大丈夫でしょうか?A: PET検査では18F-FDGという放射性薬剤を注射します。18F-FDGはグルコースに類似したもので、 注射する量も3mlと少なく危険なものではありません。全国的におこなわれている調査でも副作用の報告はほとんどありません。ただし、放射性薬剤ですので被ばくはあります、被ばくによる人体影響に関しては"PET検査による被ばくにより身体への影響はありますか?”をご参照ください。 Q:PET検査は痛みがありますか?A: お薬を注射するときと血糖値の測定時に痛みがありますが、それ以外で痛みを伴うことはありません。検査(撮影)自体はベッド上で横になってるだけで終わります。大きな音もしません。 Q:妊娠しているのですが、PET検査をうけることはできるのでしょうか?A: 妊娠している方、妊娠している可能性がある方のPET検査はお断りしております。